ウロボロス漫画第15巻~後半~ あらすじと感想(ネタバレ有り) [コミック]
◆ウロボロス第15巻つづき
ビリオン金融の失敗で、聖隊から警戒されたイクオ達監察官の次の任務は、
豪華客船での東京湾ナイトクルーズへの潜入捜査です。
4か月に一度のこのスペシャルクルーズでは裏カジノが催され、そのカジノを
仕切っているのが、我孫子会の卜部一家なのです。
聖隊の次のターゲットはこのカジノと卜部一家の摘発でした。
イクオは単身そのナイトクルーズへの潜入を命じられます。
しかも女装して。
裏カジノの会員証をもつある大企業の令嬢を買収して入手したようです。
イクオの女装ってマジすか。汗;
ま、そんなこんなで、無事、カジノの会場に潜り込んだイクオですが、
そこで見たのは、卜部一家とその組長。
更には、なんとタツヤの姿が。
タツヤは我孫子桐乃の付添として、この船に乗り込んでいたんですね。
卜部一家を狙っている聖隊が一斉に摘発を始めたら、別の組とはいえ、
タツヤもただでは済まない。
下手すると殺されるかも知れません。
イクオはなんとか聖隊による摘発のことをタツヤに知らせようと焦ります。
その時、ウエイターがトレイの下に銃を持っているのに気が付いたタツヤは
桐乃に近づくウエイターを退けます。
桐乃のテーブルのディーラーは服の袖から拳銃を取り出します。
今度はイクオが見つけ、とっさにフォークを投げつけて桐乃を助けます。
的をそれた銃弾はテーブルの酒の瓶に当り大きなおとを立てた為、カジノに
いた客から悲鳴が上がります。
卜部一家に裏カジノ船に招待された桐乃は、実は卜部一家の裏切りで、
暗殺の対象だったんですね。
タツヤは桐乃を連れて一旦甲板に逃れます。
摘発を中止せざるを得なくなた聖隊は、客を安全なところに避難させます。
桐乃の暗殺計画ばかりに気を取られていた卜部組長は、警察が摘発目的で
船内に侵入していたことを知り、狼狽し慌てふためきます。
天羽兄弟はそんな卜部組長に、桐乃、タツヤ、そして聖隊全員殺すことを
そそのかしますが、卜部組長には警察官を殺すなどというそこまでの考えは
持ちあわせていません。
天羽兄弟は卜部組長を見限り、「じゃあもういいです」といって後ろから
喉にナイフを突き立てあっけなく殺してしまいます。
もう完全にサイコパスですね、この天羽兄弟は。
卜部組長はこの二人に操られていたと言った方が正解なんでしょうね。
桐乃をつれて甲板に避難したタツヤは、黒幕が誰か桐乃から聞かされます。
卜部一家に桐乃の暗殺を指示した人物、それは言うまでも無く、我孫子会長。
自分の欲の為に自分の妻をも殺そうとする極道の世界。
タツヤは、桐乃を助けないと自分もやられると考え、守ることを決意します。
ところが、桐乃はタツヤを疑います。
以前からタツヤが桐乃のことを調べていたことに気が付いているんですね。
危うく桐乃に殺されそうになったタツヤは、イクオとの関係と、極道になった
理由を正直に桐乃に話します。
「お前には自分の命と同等の相棒がいる。そういう男は信ずるに値する」
桐乃はタツヤを信じ、自分を守り抜くことをタツヤに命令します。
桐乃を甲板に残し、客室に戻ったタツヤは、天羽兄弟との闘いに挑みます。
◆◆聖隊とは?
第15巻からその活動が表に出てきた聖隊とはいったいなんなんでしょう。
聖副総監じきじきの部隊で、組織犯罪対策第4課という組織です。
聖副総監は、強い警察を目指し、半分暴力まがいの摘発手法をとったとしても
悪を退治することに警察官としての使命を見出しています。
その聖副総監に忠誠を誓った警官で構成されたとてもこわーい聖隊です。
前に出てきた、殺し専門の公安の「ゼロ」とはまたちょっと違いますよね。
どことなく聖副総監は熱血漢というイメージが強く、悪を退治する為には、
多少法に反するような手段をもいとわないっていうスタイルです。
◆◆金時計の男の正体は?
15巻では金時計の男の正体は判明していませんが、イクオもタツヤも聖副総監が
金時計の男ではないかと疑っています。
金時計は日比野監察官、聖副総監、そして桐乃の3人が持っています。
私はどちらかというと聖副総監は金時計の男ではないような気がするんです。
あの17年前のまほろば事件の関係者には違いありませんが、関係者という意味では
日比野監察官も同じです。
聖副総監は誰かをかばっている。
何故かそんな気がしてなりません。
以上、ウロボロス漫画第15巻~後半~ あらすじと感想(ネタバレ有り)でした。
つづく第16巻はこちらです。
◆◆目次ページはこちらです!!◆◆
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